北海道の収益物件売却ガイド｜札幌市・江別市・北広島市・千歳市の収益物件売却おすすめ3選

江別市は持ち家率が高い街～おすすめ不動産会社3選

江別市は北海道道央圏で札幌市に次ぐ規模の都市です。自然と都市機能が調和し、通勤・通学が便利で持ち家率が高い街となっています。JR野幌駅周辺は商業施設が多く、北広島市方面は自然豊か、JR豊幌駅周辺は静かです。収益物件購入時は礼金や更新料の習慣、雪対策に注意が必要です。

江別市とは？

江別市は、道央圏で札幌市に次ぐ規模の街で、人口117,799人（令和7年5月1日現在）を有しています。面積は187.38km²で、これは東京23区の合計面積の約30%に相当します。

江別市は自然と都市機能が調和したエリアとして発展を続けており、住みやすさと利便性が魅力です。

◇札幌市への通勤・通学が容易

江別市は、大麻駅から札幌駅までは片道16分、運賃は340円と経済的で、通勤・通学に便利なエリアです。本州からのアクセスもスムーズで、市内にはJRの駅が5カ所、高速道路のインターチェンジが2カ所あります。

隣接する札幌市や北海道内の各地への移動も快適です。交通費を節約しながら、短時間で通勤・通学できるのが江別市の魅力のひとつです。

◇医療機関が豊富

江別市役所 企画政策部 政策推進課の「江別シティプロモート推進協議会」がまとめたデータによると、市内には病院が5か所、診療所は約60か所あり、内科・外科・皮膚科・眼科など多様な診療科が揃っています。小児科は約10か所あり、インターネット予約に対応しているクリニックも増えているため、子育て世帯も安心して受診できます。

江別市には総合病院である「江別市立病院」があり、子どもから高齢者まで幅広い世代の医療ニーズに対応しています。また、江別市は札幌までJRで約20分とアクセスが良く、札幌市内の大規模病院も利用しやすい環境です。

引用元：えべつで暮らす 北海道江別市移住ポータルサイト

◇学校教育に注力

江別市は初等教育に力を入れており、小学1年生から英語活動を取り入れています。また、電子黒板やデジタル教科書などのICT教育も早い段階から導入し、現代的な学習環境を整えています。

さらに、市内の放課後児童会などでは、小学1～3年生を対象に「出前環境学校」という環境学習プログラムを実施。ゲームやクイズを通じて、子どもたちが楽しみながら環境にやさしい行動を学べる機会を提供しています。

また、江別市には私立大学が5校あり、高等教育機関も充実しています。こうした幅広い教育環境が、子どもたちの成長をしっかりとサポートしています。

◇子育て支援制度を整備

江別市では、子育て世帯が安心して暮らせるよう、さまざまな子育て支援制度を用意しています。主な制度は以下の通りです。

幼児教育・保育の無償化

江別市では、国の制度に基づき、幼稚園や保育園、認定こども園などの利用料が無償化されています。

・対象年齢
3歳～5歳児（満3歳になった後の4月1日から小学校入学前まで）は全世帯、0～2歳児は市町村民税非課税世帯が対象です。

・対象施設
認可保育所、認定こども園、地域型保育事業、幼稚園、認可外保育施設、一時預かり、病児保育、ファミリー・サポートなど。

・無償化の範囲
利用料が無償化されますが、給食費や行事費、教材費、延長保育料などは対象外です。給食費については、所得や兄弟姉妹の状況によって副食費が減免される場合があります。

・預かり保育
保育の必要性が認められる場合、預かり保育も一定額まで無償化されます（月額上限あり）。

・手続き
原則として特別な手続きは不要ですが、私立幼稚園や認可外保育施設利用の場合は申請が必要です。

ファミリー・サポート・センター

江別市ファミリー・サポート・センターは、地域で子育てを助け合う仕組みです。

・内容
保育園や幼稚園、小学校などの送迎や、保護者の急用時の一時預かりなど、地域の「提供会員」が「依頼会員」の子育てをサポートします。

・利用時間・料金
原則6時～21時で、平日昼間は30分あたり300円、土日祝や早朝・夜間は350円（2人目以降は半額）です。送迎時の交通費や食事代などは実費負担となります。

・利用方法
事前登録が必要です。依頼会員・提供会員ともに江別市在住が条件です。

引用元：江別市 ファミリー・サポート・センター
引用元：江別市 子育て支援サイト 幼児教育・保育の無償化について

◇移住支援を実施

江別市では、東京圏からのUIJターン（地方への移住・就業・起業）を促進するため、「江別市移住支援金（UIJターン新規就業支援事業）」を実施しています。この制度は、江別市に移住し、対象企業への就職や一定の条件で起業、テレワークを行う方などに対して移住支援金を支給するものです。

【支給額】
単身での移住：60万円
世帯での移住：100万円

さらに18歳未満の世帯員がいる場合、1人につき最大100万円を加算
（例：夫婦＋18歳未満の子2人の場合、最大300万円）

【主な対象要件】
・東京23区に在住、または東京圏（埼玉・千葉・東京・神奈川）の条件不利地域以外に在住し、東京23区に通勤していた
・転入後1年以内で、5年以上江別市に住む意思がある
・就業の場合は、北海道公式の移住支援金対象求人への就職が必要
・起業、テレワーク、農林水産業への就業も対象（それぞれ条件あり）

引用元：江別市 江別市移住支援金（ＵＩＪターン新規就業支援事業）

江別市のエリア別の特徴

江別市は多様なエリアを持つ街で、それぞれに独自の特徴があります。市内各エリアは交通の利便性や住環境の良さ、商業施設の充実度などが異なり、住む人のライフスタイルやニーズに応じた選択が可能です。

◇JR野幌駅周辺

JR野幌駅周辺は、公共交通機関が充実しており、利便性が高いエリアです。札幌駅まで電車で約20分で通勤可能なため、札幌市に職場がある人でも快適に通えます。

さらに、周辺には商業施設や飲食店が豊富に揃っており、日常の買い物や食事に困ることはありません。利便性に優れる都市部からの移住者にとっても、生活の不便さを感じにくいエリアです。

◇北広島市方面

江別市の南側に位置する北広島市には、自然豊かな「野幌森林公園」が広がっています。田園地帯が広がる静かで落ち着いた環境が特徴です。野幌森林公園では自然観察会やガイドツアーが開催されており、誰でも気軽に参加できます。広大な敷地はレジャースポットとしても人気があり、子どもを伸び伸びと育てるのに理想的な場所です。

北広島市方面は自然と調和した穏やかな生活を楽しめるエリアです。

◇JR豊幌駅周辺

JR豊幌駅周辺は、程よい住みやすさと交通環境が両立するエリアです。江別市の東に位置し、JR函館本線と国道12号線が通っているため、電車や車で江別市の市街地や札幌市へのアクセスが便利です。JR札幌駅までは電車で約35分、JR江別駅までは5〜7分と近く、車で江別東ICまでは約25分と交通環境に恵まれています。

駅周辺にはローソンやセイコーマートがあり、日常の買い物にも困りません。このエリアは市街地から離れた閑静な住宅街で、交通の便が良く静かで住みやすい環境を求める方に最適です。

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江別市は持ち家率が高い？

江別市で不動産投資や賃貸経営を検討する際に、注目すべきポイントの一つが「持ち家率」です。地域における持ち家の割合が高いと、賃貸需要に大きく影響するため、事前に把握しておくことが重要です。

◇江別市の持ち家率

江別市の持ち家率は比較的高い傾向にあります。商業施設や飲食店が増加し、自然と都市機能が調和した街として発展を続けているうえに、札幌と比べて地価が手頃であることが理由の一つに挙げられます。

「江別シティプロモート推進協議会」が「令和5年住宅着工統計」および「令和6年度北海道地価調査」をもとにまとめた、江別市と札幌市の新築の持ち家比率、および平均地価データは次の通りです。

市	新築の持ち家比率	平均地価（円/㎡）
江別市	68.60%	46,600円
札幌市	24.40%	107,500円

また、「令和5年住宅・土地統計調査」の「市町村別統計表」では、江別市の総戸数は51,170戸、うち一戸建ては33,110戸、総戸数に対する一戸建ての割合は64.7％となっています。

引用元：江別市 江別シティプロモートサイト
引用元：北海道 令和５年住宅・土地統計調査　調査結果の概要

◇江別市の賃貸需要は？

江別市のように持ち家比率が高い地域では、住民の入れ替わりが少なくなる傾向があり、それに伴って賃貸住宅への需要も限定的になります。

とくに賃貸住宅に住む層はファミリー世帯よりも単身者が中心となる傾向があり、江別市においても同様です。令和4年5月時点の江別市の統計では、1人暮らしの世帯が全体の34.4％を占めており、単身者向けの物件ニーズが一定数存在することがうかがえます。

こうした地域では賃貸物件の供給過多になりにくい反面、借り手を見つけるにはターゲット層を明確にし、物件の魅力を高める工夫が求められます。駅からの距離や生活利便性、物件の管理状態などが重要な判断基準となるため、戦略的な物件選びと管理が欠かせません。

引用元：江別市 江別市の人口に関するデータ

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▼札幌市で収益物件を購入する際の注意点とは？

江別市で収益物件の売買を行う際の注意点とは？

画像出典：フォトAC

江別市で収益物件を購入する際には、地域特有の注意点を理解することが重要です。交通の利便性や自然環境の魅力がある一方で、雪対策や地域の賃貸習慣など、物件管理や収益計画に影響を与える要素があります。

◇礼金や更新料の習慣がない

賃貸契約は地域によって異なる習慣があり、そのひとつとして礼金の習慣があります。首都圏や京阪圏、東海圏などでは一般的な礼金や更新料の習慣が、北海道ではほとんどありません。そのため、礼金や更新料を設定すると競合物件に流れる可能性があります。

収益物件売却を行う際には、礼金や更新料による収入を見込まずにシミュレーションを行うことが重要です。北海道特有の習慣を理解し、収益計画を立てることが成功の鍵となります。

◇雪の対策が必要

北海道の冬は地域によって雪の多さが異なり、江別市では雪が多く降るため、適切な対策が必要です。具体的には、断熱性能を高める二重サッシや二層窓の採用、無落雪屋根の設置、玄関フードの設置が基本です。

また、ロードヒーティングの導入や除雪車が入るかの確認も重要です。これらの対策により、物件の価値を維持し、入居者の快適な生活を確保できるでしょう。

江別市の収益物件を売却するタイミング

収益物件を所有している方にとって、売却のタイミングは資産価値を最大化するうえで重要なポイントです。利益が出ているときに売却して確定させるのはもちろんのこと、金利の上昇が見込まれる場面や相続によって物件を取得した場合なども、売却を検討すべき局面といえます。

◇利益が確定したとき

投資用マンションの売却において、購入時よりも高い価格で売れるタイミングは、理想的な売り時のひとつといえます。不動産投資では、収益をプラスで終わらせることが最も重要であり、「安く買って高く売る」「その間に家賃収入も得る」といった形でトータル収益をプラスにするのが理想です。

基本的に、築年数が経過するにつれて資産価値は下がり、売却価格も低下していく傾向があります。そのため、購入価格を上回る金額で売却できるのは、地価が上昇している一部のエリアに限られる場合が多くなります。

近年は投資用マンションも居住用と同様に価格上昇が見られるため、査定価格に納得できる場合は、売却を検討する価値があります。

マンションの価格相場が上がっているときは売却益を得られる可能性が高く、売り時といえるでしょう。公示地価や基準地価、路線価などの公的データに加えて、不動産会社の査定などを活用し、普段からエリアの相場を把握しておくことが大切です。価格の変動を上手に活用し、最適なタイミングで売却を進めましょう。

◇金利の引き上げが行われる前

日銀が2024年1月の会合で政策金利を0.5％に引き上げた議事要旨が公表され、ある委員は「2025年度後半には1％程度を目指すべき」との見解を示しました。金利が0.25％上昇したからといって、住宅ローンや不動産投資ローンが同じ幅で即座に上がるわけではありませんが、確実に影響を受け、今後のローン金利は上昇傾向にあります。

特に変動金利で融資を受けている投資家にとっては、金利の上昇により返済負担が増すのは避けられません。すでに赤字の物件では、金利の上昇が収支をさらに圧迫し、リスクが顕在化する恐れもあります。これまで低金利を前提に「赤字でも問題ない」と考えられていた物件も、今後は収益性の見直しが必要になる可能性があります。

もし家賃収入が経費を下回っていたり、空室率が高く改善の見込みが薄い場合は、今のタイミングで「損切り売却」も一つの選択肢として検討する価値があるでしょう。金利動向を見据えた柔軟な判断が、資産防衛にとって重要です。

◇収益物件を相続したとき

相続した収益物件を無理に保有を続けると、かえって金銭的・精神的な負担が大きくなる可能性があるため、早めに見直すことが大切です。

例えば、相続税の支払いに必要な資金が不足している場合は、売却した方が安心です。相続税は、被相続人が亡くなったことを知った日から10か月以内に申告と納税を行う必要があります。しかし、手元に十分な現金がないと支払いが困難になることがあります。こうした場合は、相続した収益物件を売却して現金化し、納税資金に充てるという方法が有効です。

また、アパートの分割をめぐって相続人同士で揉める可能性が高い場合も売却を検討すべきです。兄弟姉妹の関係が悪い、または意思のすれ違いが多い場合には、アパートを共有名義で持つことによるトラブルが懸念されます。共有では管理や修繕の判断が難しくなるため、売却して現金で分ける方が、円満な相続につながることがあります。

他には、相続したアパートの毎月の収支が赤字となっている場合も売却のタイミングといえるでしょう。空室が多い、ローン返済負担が大きい、修繕費がかかるといった要因で収支がマイナスになっている場合、賃貸経営を続けること自体が負担になります。今後の改善が見込めないようであれば、早めに売却してリスクを回避することが重要です。

このように、相続した収益物件は状況に応じて手放すことも一つの選択肢です。冷静に資産の状況や将来的な負担を見極めて、最適な判断を下すことが求められます。

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江別市でおすすめの不動産会社を紹介

江別市には多くの信頼できる不動産会社があり、収益物件の売買や賃貸物件の仲介を専門にする会社が数多く存在します。各社は地域の特性を活かし、顧客のニーズに合わせたサービスを提供しています。

◇スペースエンタープライズ株式会社

スペースエンタープライズ株式会社は、札幌市および近郊、江別市の収益物件の売却に特化した不動産会社です。「早く」「高く」を目指す戦略で、マーケットでの競争力を発揮します。売買・賃貸・管理などさまざまな分野の専門スタッフが在籍しているため、お客さまの視点に立った提案や手続きを提供することが可能です。

「お客さまのメリットファースト」を最優先に、専任のコンサルタントが慎重に査定し、メリットが最大化される提案を行っています。

スペースエンタープライズ株式会社は、不動産の「買取」と「仲介」の2つの売却方法を提供しているのが大きな特長です。買取の場合は仲介手数料が不要で、最短7日で契約できるスピード感が魅力です。一方、仲介では高値での売却が期待できますが、売却期間が長くなる場合もあります。物件の状態や売主の希望に応じて最適な方法を提案しています。

同社は、物件や土地の特徴を最大限に引き出し、買主のニーズに合ったアピールを行うことで、より高い売却を目指しています。建物の場合は築年数や内外装の状態、周辺環境などを細かく評価し、問題点があれば早期に相談・対処することを重視しています。

土地売却では、形状や周辺施設、用途地域なども評価ポイントとし、徹底した調査と提案力で売主の希望に近い価格での売却をサポートします。

◇三光リアルティ

三光リアルティは、2004年創業の信頼ある不動産会社です。多角的な営業を展開しており、資産運用部、賃貸事業部（アパマンショップ加盟5店舗＋法人営業部）、売買事業部（三光リアルティ）の3つの柱で構成されています。2020年には管理戸数12,000戸を達成するなど、確かな実績を誇ります。

特長の一つは、資産運用部管理チームによる購入後の賃貸経営サポートです。物件購入後も管理や運営に関するアドバイスを受けられ、長期的な資産形成をバックアップします。また、取引金融機関との連携により、場合によっては優遇金利での融資紹介も可能です。

売却時には無料査定から現地調査、価格提示、契約、決済・引渡しまで一貫してサポートします。買取にも対応しており、現地調査後に価格を提示し、条件調整や契約、決済までスムーズに進行します。また、最短3日以内の査定、5日以内の買取というスピード対応も魅力です。

◇リタ不動産

リタ不動産は、「自利利他」を理念に掲げ、顧客の利益を最優先に考えたサービスを提供しています。収益物件に特化し、豊富な売買経験を持つリタ不動産は、多様な収益物件を取り扱っています。

そして、仲介業を専門としているため、多数の購入検討者を抱え、スピーディーに購入者を見つけることが可能です。客観的な視点から適切なアドバイスを提供し、ベストな金額での売買をサポートしています。

特長として、全国規模での豊富なネットワークを活かし、広範囲の物件情報を取り扱っている点が挙げられます。これにより、地方や都市部を問わず、最適な買い手とのマッチングや、迅速な売却活動が可能です。

また、投資家や法人など、収益物件に精通した顧客層を多数抱えているため、専門的な視点からのアドバイスや、投資目的に合わせた提案力にも強みがあります。

売却相談は電話や専用フォームから気軽に申し込めるほか、個人情報の取り扱いにも十分配慮し、安心して相談できる体制を整えています。

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江別市は北海道道央圏で札幌市に次ぐ規模を持ち、人口11万人を超え、面積は187.38km²です。自然と都市機能が調和し、通勤・通学に便利で、持ち家率が高く住みやすいです。

市内の各エリアには特色があり、JR野幌駅周辺は商業施設が充実、北広島市方面は自然豊か、JR豊幌駅周辺は静かで住みやすいです。収益物件購入時は礼金や更新料の習慣の違い、雪対策が重要です。